2011年03月30日

アイスホテル(Ice Hotel)

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アイスホテル(Ice Hotel)
1986年
設計:多数



氷のホテル。

60部屋に加え、バー、映画館(スクリーンも氷)、レストラン、教会もある。
営業期間12月から3月。

建材は氷と雪。
つまり形態は違うが全て水である。

近くに流れるトルネ川から氷を切りだしているそうだ。
材料費は無料か?(笑)
また材料は気温により解けて水となるので、解体費用も無料。
そして廃材がでない。
エコまっしぐらな建築物だ。

寝室の平均気温は−42度。
寝るときは雪と氷のベッドにトナカイの毛皮を敷き、保温寝袋で寝るそうだ。

内部はこんな感じ。
icehotel2.jpg

毎年様々なデザイナーや建築家によって設計され建築されている。
つまり、毎年違ったホテルに宿泊できるのだ。

そして営業期間外のアイスホテルは、トルネ川を流れ様々な生命を育んでいるのだ。



posted by wataru at 22:03 | Comment(0) | スウェーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月26日

オウムガイの家(Nautilus House)

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オウムガイの家(Nautilus House)
2007年
設計:有機建築(Arquitectura Organica)
※作品名、設計者ともスペイン語表記しかなかったので直訳してます。



まさに貝。

これは賛否両論かもしれないが、私は非常に好きだ。
特にこれと言った理由は見当たらないが、惹かれる。

おそらく以前ブログに書いた通り、いかに小さな空間をいかに有効に利用できるか、またするか。
無駄なものを省き、必要なものを洗練する、そういった空間思考に強く惹かれる。

そしてデザインには遊び心を。

なんとも興奮する(笑)

構造はRC造だが、おそらくワイヤーメッシュ配筋らしい。
初めて聞く構造だが、ありえるのだろう…。
耐震性能もちゃんとあり、メンテナンスもフリーと記載があった。
ということは外壁は光触媒とかいった類だろうか。

内部もまたすごく楽しい。

Nautilus1.png

草のカーペットが敷き詰められ、人の動線が浮き出ている。
天窓からの採光は自然に近く、まるで外部にいるかのような錯覚にも陥る。

面積の有効利用といった観点からは外れてしまっているが
全体から考えると大した損失ではないように思える。

ぜひ一度訪れてみたい。


posted by wataru at 09:24 | Comment(0) | メキシコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月25日

三鷹天命反転住宅(Reversible Destiny Lofts)

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三鷹天命反転住宅(Reversible Destiny Lofts)
2005年
設計:荒川修作+マドリン・ギンズ(Arakawa+Madeline Gins)



in memory of Helen Keller
「この住宅は、ヘレン・ケラーが身体を使い、自然と環境・人間の関係を知ったように、あなたの身体のもつ大いなる希望を見つけ、生命の無限の力を体験できる、まったく新しい住宅であり、命の器なのです」
荒川修作+マドリン・ギンズHPより抜粋。

命の器。

いい表現だと思います。

住宅は人間が生きる上で必要な衣食住の一つである。
残念ながら住は他の2つに比べ発展が遅れていると言われています。

現在活躍中の建築家は様々な実験を繰り返し、建築とは何か、地域とは何か、住むとは何か、果ては生きるとは何かと問いかけ続けています。

荒川修作さんにとっての答えの一つがこの三鷹天明反転住宅だろう。
いや、もしかしたら答えではなく問いかけかもしれない。

建築、特に住宅は使用して初めてその価値が分かります。
そういった建築家の問いかけに対して、住民はどのような答えが得られただろう。

そう思うと、何かワクワクします。

それにしてもこの派手な色使いは、近隣住民の苦情はなかったのだろうか?(笑)
どこかの漫画家さんの自宅は問題になっていましたが。

三鷹市は私の大好きなジブリ美術館もあるし、芸術やアートに理解のある市なのかも。

mitaka1.jpg
内部も同様の色使い。


posted by wataru at 11:42 | Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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